国有林クリーン(ゴミゼロ)活動2025

 国有林では毎年5月30日を「530(ゴミゼロ)の日」として、「国有林ゴミゼロ運動」と称し、管内の自然休養林等「レクレーションの森」や一般の入り込み者の多い林道において5月30日の前後にかけ一斉清掃整備活動が行われており、この取組には名古屋林業土木協会も全面的に協力しています。

 今年は5月27日に東濃森林管理署が、5月29日には愛知森林管理事務所、5月30日に飛騨森林管理署と岐阜森林管理署のそれぞれ管内の入り込み者の多い「レクレーションの森」を中心に計画されました。

 なお、5月30日に開催予定であって岐阜森林管理署(金華山)と飛騨森林管理署(卯の花街道)の活動は、荒天が予想されていたため活動中止となりました。

 東濃森林管理署(中津川市付知町:見市貴司署長)では5月27日(火)に一般者の入り込みの多い「付知峡自然休養林」(加子母裏木曽国有林)の林道沿線で清掃活動を実施しました。

 当日は、同署職員や地元団体などからの参加者とあわせて総勢67名が、ゴミ拾いや林道の草刈りなど清掃活動を行いました。加子母裏木曽国有林内の裏木曽古事の森に繋がる白川付知林道沿線の延長約4.7Kmの間で行われ、林道脇にポイ捨てされた空き缶などのゴミ拾いのほかに、刈払機や高枝切り鋸を使い、林道法面に繁茂しカーブの見通や車両の通行に支障のある草や枝の除去を行いました。

作業開始前にあたり挨拶される見市貴司署長
作業を終えて参加者一同

 愛知森林管理事務所(愛知県新城市:池戸健志所長)が計画した「定光寺530(ゴミゼロ)運動」は、5月29日(木)、名古屋林業土木協会愛知支部(安藤和央支部長)、名古屋造林素材生産事業協会、愛知森林管理事務所ほか関係団体等合わせ総勢42名が参加し、定光寺自然休養林でゴミ拾いの清掃活動を行いました。

作業開始前の打合せ
不法投棄された家電を回収

 当日は、主催者から「毎年継続してゴミゼロ運動実施しているがなかなかゴミが減らない状況にある」ことなどの説明があり、実際にゴミを拾うため道路下の森林内に入ってみると、枯れ葉などに埋もれた数年前と思われる生活ゴミがいたるところに大量に散乱し、投棄されたものには、冷蔵庫やタイヤなどの粗大ゴミが不法投棄されており、活動後には、参加者からは、予想以上にゴミが沢山あったことや「ゴミゼロで綺麗なった森林内を見て不法投棄しにくくなればいい」との声が聞かれました。

作業を終えて 参加された皆さん