防風保安林の整備作業(獣害対策) ~富山支部~
名古屋林業土木協会富山支部(高平 公輔 支部長)では、富山市の大沢野国有林において富山森林管理署が取り組む獣害対策の協力要請を受け森林整備作業を行いました。
とき:令和6年11月5日(火)
場所:富山市大沢野国有林
参加者:富山支部会員企業10社・12名、富山森林管理署10名 総計22名
作業内容:除草、除伐、枝打ち作業
富山支部では、例年ゴミ拾いなどのボランティア作業を大沢野国有林地内で実施していましたが、昨年、同地域近隣において熊の⽬撃情報が多数報告されたほか、県内では熊による人身被害もあったことや、地元住民から「熊や猪等の有害⿃獣の隠れ場所になっている」など情報が富山森林管理署へ寄せられました。
こうしたことから、里山林(都市近郊林)でもある同国有林は、地域住民の生活道路沿いにもあり、熊など野生獣との緩衝帯としての機能を発揮させる目的で、木竹や灌木、雑草等が繁茂した状態となっている森林の整備を実施しました。
当⽇は富⼭森林管理署員10 名(主作業:枝打ち)と当⽀部12 名(主作業:草刈り)、計22 名が2 班に分かれて、作業前に実施方法等十分な打ち合わせた後、作業にとりかかりました。
参加者は、初めて実施する作業で、「想像以上に草や⽊々が⽣い茂っており大変であった」や、「これだけ鬱閉した森林であれば有害⿃獣の隠れ場所になっていると感じる、地元住⺠の指摘はあながち間違っていないな。」といった感想が聞かれました。
草刈り、枝打ちなどの作業は、多くの方に参加していただいたおかげで、予定していたエリアは2時間程度でほぼ完了することができました。
今回の取り組みは、富⼭森林管理署のプレスリリースによりNHK富山放送局が現地の作業の様子を取材され、同⽇のニュースで放送されました。
作業終了後、富山森林管理署から「来年度以降も継続して対策を実施をしていきたい」旨の発言があり、富山支部では来年度以降も社会貢献活動の⼀環として協力していくこととしています。
5日、NHK富山放送局で放映された様子は以下からご覧下さい。