国有林クリーン(ゴミゼロ)活動2024

 国有林では毎年5月30日を「530(ゴミゼロ)の日」として、「国有林ゴミゼロ運動」と称し、管内の自然休養林等「レクレーションの森」や一般の入り込み者の多い林道において5月30日から6月中旬にかけ一斉清掃整備活動が行われており、この取組には名古屋林業土木協会も全面的に協力しています。今年も5月30日に飛騨森林管理署、岐阜森林管理署、愛知森林管理事務所のそれぞれ管内の入り込み者の多いレク森を中心に実施されました。

 なお、東濃森林管理署管内では6月13日に実施される予定となっています。

 飛騨森林管理署(木島伸吾署長)では沿線が国有林の県道「飛騨卯の花街道」及び日本一標高が高いパーキングエリヤがある東海北陸自動車道の松ノ木峠付近を併走する国道沿線で取り組まれました。周辺はオートキャンプ場や田舎暮らし・自然体験スポットが整備された「彦谷の里」や、猪臥山の登山口となっており四季を通じて登山者が訪れます。また、東海地方一の寒冷地「荘川町六厩地区」から飛騨高山方面へ向かう松ノ木峠は周囲を国有林に囲まれた自然豊かな所です。

 当日は名古屋林業土木協会飛騨4支部(神岡、古川、久々野高山、荘川)、名古屋造林素材生産事業協会、飛騨森林管理署、関係団体等の参加者合わせ総勢47名が3班に分かれゴミ拾いを行いました。沿線は一見綺麗ですが、路肩の藪にはペットボトル、空き缶のほか投棄された廃棄物もあり、山里・渓谷の景観を守るため見落としの無いよう回収しました。

開始前の挨拶:木島伸吾署長
作業手順を説明する砂留直浩森林技術指導官
県道90号線彦谷トンネル手前付近
作業前の参加者一同で集合写真

 岐阜森林管理署(駒瀬 勉 署長)では、金華山国有林(国史跡、自然観察教育林、林野庁指定「日本美しの森~お薦めの国有林~)の金華山ドライブウェイ周辺において、名古屋林業土木協会小坂支部(新井雅支部長)及び岐阜支部(所克仁支部長)、名古屋造林素材生産事業協会、岐阜森林管理署、中部森林管理局森林・技術支援センターほか関係団体等合わせ総勢70名で4班に分かれゴミ拾いを行いました。

活動開始前の挨拶:駒瀬勤署長
作業説明をする早川幸治森林技術指導官(右から二人目)

金華山ドライブウェイ沿いの不法投棄物の回収

作業開始前、岐阜森林事務所前にて。後方は岐阜市街

 愛知森林管理事務所が計画した「定光寺530(ゴミゼロ)運動」には、名古屋林業土木協会愛知支部(安藤和央支部長)、名古屋造林素材生産事業協会、愛知森林管理事務所ほか関係団体等合わせ総勢43名が参加し、定光寺自然休養林でゴミ拾いの清掃活動を行いました。

池戸 健志 愛知森林管理事務所長

 毎年ゴミゼロ活動を実施しているのですが県道や林道沿いの藪の中には不法投棄された粗大ゴミやペットボトルやビニール袋等が枯れ葉と混じって散乱しています。当日は池戸愛知所長の激励や協力へのお礼の挨拶を頂き、三班に分かれ担当エリアのゴミ拾い、ゴミの運搬にとりくみました。午前中には予定した箇所の清掃を終えました。

藪中に不法投棄されたタイヤを回収
回収した投棄ゴミ
作業前の参加者一同