国有(保安)林の整備作業(獣害対策) ~富山支部~
名古屋林業土木協会富山支部(高平 公輔 支部長)では、昨年に続き、富山市の大沢野国有林において富山森林管理署が取り組む獣害対策の協力要請を受け森林整備作業を行いました。
とき:令和7年6月11日(水)
場所:富山市大沢野国有林
参加者:富山支部会員企業10社・12名
富山森林管理署13名 総計25名
作業内容:除草、除伐、枝条整理

富山支部では、従来からゴミ拾いなどのボランティア作業を大沢野国有林地内で実施していましたが、近年、熊の目撃情報や野生動物により農作物の被害情報があったほか、地元住民から「有害⿃獣の隠れ場所になっているのではないか」といった申し入れが富山森林管理署へ寄せられていたことから、昨年から、里山林(都市近郊林)でもある同国有林は、地域住民の生活道路沿いにもあり、熊など野生獣との緩衝帯としての機能を発揮させる目的で、木竹や灌木、雑草等が繁茂した状態となっている森林の整備作業を昨年に続き実施しました。



当日は、梅雨入りで生憎の雨中でしたが、安全作業の注意指示・説明を受け参加者25 名を5 班に分けて作業に着手しました。
現地の状況に合わせて作業を行いましたが、想像以上に草や木々が生い茂っており、昨年と同様に「有害鳥獣の隠れ場所になっている状況を感じる」といった声が聞かれました。作業は2時間程度実施し、ケガ等のトラブルなく予定していたエリアはほぼ滞りなく終了できました。また、富山森林管理署のプレスリリースにより地元放送局が取材にきており、同日のニュースで放送されこの活動や獣害対策の取り組みを情報発信することができました。






作業を終えて富山森林管理署から、「来年度以降も継続して実施をしていきたい」旨の発言があり、富山支部ではこの取り組みに今後も協力していくこととしてます。