令和6年度 林土連技術現地研修会へ参加
10月22日(火)~23日(水)、林土連技術現地研修会が、広島市「グランドプリンスホテル広島」及び民有林直轄治山事業地(黒瀬地区)ほか、において「 ー 平成30年7月広島豪雨災害からの復旧・復興 ー 」をテーマに開催されました。
初日の室内研修ではグランドプリンスホテル広島の2階「メインパンケットホール瀬戸内」を会場に、ご来賓として近畿中国森林管理局から高橋 和宏 局長、三浦 祥子 計画保全部長、中井 泰亮 治山課長、里見 昌記 広島森林管理署長をお迎えし、全国から参加した会員含め総勢143名が出席されました。名古屋協会からは三尾秀和会長ほか副会長、各委員長、事務局含め6名が出席しました。
近畿中国局の事業説明
18時からは、同会場にて研修交流会が開催され、開催地県となった広島県から 玉井 優子 副知事にご出席いただき歓迎のあいさつをいただきました。
2日目はバスに分乗し、広島平和記念資料館と平成30年7月豪雨による山地災害の復旧工事現場を視察しました。
広島平和記念資料館など視察後は、民有林直轄地治山事業地の東広島地区に移動し、平成30年7月豪雨災害の復旧工事現場を視察しました。「平成30年7月豪雨」は停滞した梅雨前線と台風7号の影響により九州から東海地方にかけての多くの地点で24時間、48時間及び72時間降水量の値が観測史上1位となるなど、広い範囲で長時間の記録的な豪雨となりました。広島県内では死者149名、山地災害7000カ所を超える甚大な被害が発生しました。→民有林直轄地治山事業地(東広島地区)
(左の建物は広島国際大学)
民有林直轄地治山事業として広島森林管理署が平成31年度から復旧事業に着手している東広島市黒瀬地区において、広島森林管理署 坂後 浩 山地災害復旧対策室長から山腹工事等復旧事業の概要を説明いただきました。視察後は東広島市内で昼食会を経て2日間の技術現地研修会は終了しました。
今回の現地研修会の当番協会となられました大阪林業土木協会の皆様には2日間大変お世話になりありがとうございました。
名古屋協会参加者は、現地研修会終了後、歴史的建造物の修復用材として名古屋協会管内(東濃森林管理署管内加子母裏木曽国有林)から産出された木曽ヒノキが使用されている「錦帯橋」と「厳島神社」などが今回の研修会場周辺に存することから、両建造物を視察するとともに、あわせて会員企業及び会員ご家族の安全祈願を行いました。