高速衛星通信システム(Starlink)を用いた通信試験

 令和7年1月15日(水)当協会会員が受注した地上通信不可の工事現場において、Starlink(スターリンク)による高速衛星通信試験を実施しました。

 近年、情報通信網が脆弱な山間奥地においても使用可能な通信機器が開発されており、緊急連絡体制の確保や、森林土木分野での遠隔臨場及びICT技術の活用した工事が可能となってきています。また、森林土木工事における担い手確保の観点からも、施工現場の実態を適切に反映した条件整備が求められています。
 当協会会員においても低軌道衛星を用いた高速インターネットサービス(スターリンク)の導入利用が始まっていますが、現地の状況により通信環境が整わない現場も多いことなど様々な課題が聞かれており、課題の検証解消を図るため、当協会会員が受注した地上通信不可の工事現場において、通信事業者による高速衛星通信試験(遠隔臨場)を実施しました。本通信試験で得られた結果については、本年5月に開催する林業土木技術講習会において対策を含め指導していただくことにしています。

Starlinkアンテナの設置・接続
会社事務所のPC画で確認した施工現場(MicrosoftTeams)
計測作業を本社事務所で確認

当日の資料や事前質問に対する回答等は、会員専用サイト>分析調査に掲載しています。