請負事業体等安全パトロール&安全会議 ~東濃3支部~
令和6年7月23日(火)、東濃森林管理署主催の合同安全パトロール及び安全会議が開催されました。
当日、森林管理署からは見市貴司署長はじめ12名の担当官、恵那労働基準監督署から堀敦地方産業安全専門官、古川魁士労働基準監督官、協会から東濃3支部(付知、中津川、坂下)の11社11名と事務局1名で、総計26名が参加し、午前中は、加子母裏木曽国有林の「西沢右岸(十九の谷)2復旧治山工事」現場の安全点検を実施し、午後からは東濃森林管理署会議室において安全会議が開催されました。
安全点検は3班に分かれて実施し、安全会議では、各会社から参加された現場代理人さんから班ごとに点検結果と現場の感想等発表されました。各班の発表後は東濃署高村健介総括治山技術官、労基署堀専門官らから講評を頂きました。
主な内容は
〇消火器の有効期限、工事事業者認定の有効期限が切れているものがあり更新手続きをすること。
〇資機材の持ち込み時の点検許可証見当たらなかった。
〇足場の注意喚起や積載重量等、安全、保安にかかる表示が少ないように感じた。
○現場の敷地が広範であり資材が整理されているが点在しており、重機と人の移動ラインが重複している。事故防止の観点から通路・歩道の明確化(人と重機機械の移動ラインを分ける)が必要では。
○水回しの一部で漏水箇所が見られる。経過とともに脱落等の可能性が予見される。日常点検を行ってもらいたい。
○吹き流しが現場事務所に設置されているが、施工現場にあった方がよいのでは
推奨事項として、
○掘削法面の落石防止措置は、金網、ネットにより保護され他の現場では類を見ないほど強固に実施されている。
○現場事務所のグリーンカーテンの設置、足洗い場の設置など冷涼感があり工夫されている。
その後、堀専門官から恵那署管内及び建設業における労働災害の発生状況等について講演いただいた後、今村正之東濃署次長より中部局による請負災害等労働災害の発生状況等の説明をいただきました。