山中山(希少個体群保護林)への整備作業 ~荘川支部~
国有林野には、世界自然遺産を始めとする原生的な森林生態系を有する森林や、希少な野生生物の生育・生息の場となっている森林が多く残されています。国有林野事業では、こうした貴重な森林を「保護林」として設定し、森林や野生生物等の状況変化に関する定期的なモニタリング調査を実施して、森林の厳格な保護・管理が行われています。
名古屋林業土木協会荘川支部(小坂健太郎 支部長)では、飛騨森林管理署管内の山中山国有林に設定されている保護林「山中山希少個体群保護林」へ通じる林道の除草等整備に取り組みました。
山中山希少個体群保護林は、岐阜県に生育するミズバショウのうち、最南限に分布する貴重な群落であるためその保護を目的として設定されています。
と き:令和7年7月15日(火)
場 所:岐阜県高山市荘川町 山中山国有林「林道黒谷・明宝線」
参加者:荘川支部会員企業3社9人、
飛騨森林管理署 岩下伸也 荘川森林事務所首席森林官
作業内容:草刈り作業ほか軽微な林道整備

当日は、飛騨森林管理署 岩下伸也 荘川森林事務所首席森林官にご参加いただき、安全指導を受けた後、荘川支部会員企業3社から9名が参加し、熱中症にも十分注意しつつ、林道沿線の危険木(枯損木)の伐・除去、刈払機で沿線の草刈りなど整備作業に取り組みました。


