国有林見守り隊(みま森たい)の協定締結

 7月25日(木)飛騨森林管理署において、名古屋林業土木協会(構成会員数59社)のうち飛騨4支部(久々野高山(6社)・古川(5社)・神岡(6社)・荘川(3社))と名古屋造林素材生産事業協会(名古屋市22社)との国有林における情報収集と伝達に関する協定「国有林見守り隊(みま森たい)協定」が締結されました。

 この協定は、近年の短時間、集中的な降雨等により山複崩壊など山地災害の発生が懸念されることから、下流地域に甚大な被害を及ぼすことが懸念される森林や河川の変化等の状況把握が重要である中、広大な国有林内を国有林職員のみで把握するのは困難となってきていることから、日々国有林に入林し森林整備(造林)や素材生産、治山、林道事業など様々な事業を展開している請負事業体等の関係者が、事業地への通勤時等に国有林内の災害や森林(林地の亀裂、通常ではない落石など)や河川(異常な濁りなど)の異変など、災害の兆候など発見した際、いち早く情報を提供してもらうよう協力要請があり、このほど通報体制が整備され賛同する事業体と協定締結により取り組んでいくこととなったものです。

 なお、情報連絡方法は、スマートフォンを用いてQRコードから簡単に森林管理署へ連絡できる方法となっています。

協定締結へ署名をする各支部長等
協定締結書を終えて
右から長瀬雅彦久々野高山支部長、美谷添里恵子造素協会長、木島伸悟署長、加藤勝神岡支部長、柳七郎古川支部長