林土連第5回理事会が開催されました

日時、場所:令和6年9月5日(木) 東京都 海運会館 2階ホール

林野庁から眞城 英一 国有林野部長が来賓出席され全理事出席の下開催されました。

挨拶をする新谷龍一郎 林土連会長

○新谷龍一郎 林土連会長 冒頭挨拶(要旨)

・今年も能登半島地震から梅雨前線による豪雨、台風上陸など各地で甚大な災害が発生したところ。全国各地の甚大な被害が発生した地域にお見舞い申し上げるとともに、林土連会員の皆様におかれては災害復旧に対応に尽力していただいた、感謝と敬意を表する。
・先月末に開催された森林整備・治山事業促進議員連携総会でR7年度林野公共事業予算確保に関する要望決議がされた。議連の各先生方には林野公共予算の確保に向けしっかりお願いしたところである。また、地元国会議員の方々の盆の帰省に合わせ各協会においてもしっかり取り組んでいただいた。この取り組みが予算確保に繋がるものと考える。
・今理事会では、林土連技術現地研修会(広島会場)の実施と65周年を迎える次期定時総会の実施内容を主な議題として審議していただく。また理事会後は宇山雄一業務課長、山内三津雄業務課企画官から概算要求の内容を主に説明していただくことにしている。

○真城 英一 国有林野部長(来賓挨拶要旨)
・台風、豪雨災害は現在調査中である。林土連会員の皆さんの災害対応、復旧に向け尽力いただいていることに対し感謝する。また、能登半島地震の発災後の迅速な対応やその後の復旧に向けた対応についても感謝するとともに、林野庁も災害対策室を設置したところ。今年度も重大な山地災害等が相次いで発生し8月時点で884億の被害総額となっている。
・概算要求はシーリング枠一杯を要求し111%のほか、事項要求を立てている。引き続き予算確保に向けたご協力をお願いする。
・R2からESDに取り組んでいる。第2期取組期間では生産性向上、働き方改革など一層の取り組みを進めることとしてる。
・労働安全の確保に向けて、今年度は重大災害が既に3件発生している、労働災害の撲滅をお願いする。

眞城英一国有林野部長(右)と新谷龍一郎会長
宇山雄一業務課長(左)と山内三津雄企画官

 理事会の審議では、新理事、新監事及び各協会の新事務局長の紹介の後、定款の規定により新谷会長が議長を努められ、議案1「林土連技術現地研修会の開催について」、議案2「林土連創立65週年記念行事について」、提案どおり可決しました。

理事会後は、林野庁業務課から宇山課長、山内企画官から情報提供をいただきました。

・令和7年度林野庁関係予算概算要求の概要について

・治山・林道事業をめぐる最近の諸情勢について

・令和6年度「選ばれる森林土木」キャラバン実施後のアンケート結果について

・公共工事の品質確保の促進に関する法律等の一部改正について

主な質問・要望

○労務費の高騰、資材価格も高騰していることから予算の確保をお願いする。
○林道予算は、近年の縮小されつつあるが、現場の林道は安全が確保されていない実態がある。現場からも要望が出ている何とか予算確保をしていただき維持修繕の対応をお願いする。
○品確法の一部改正について、受注者になろうとするものが限られている場合、競争が存在しないことの確認による契約方式の活用が運用指針で示されているが、具体的な姿がまだ見えてこないが1社となれば随意契約とすることと想定される。

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