安全パトロール・安全会議を開催しました~岐阜支部~

 令和8年10月27日(火)、(一社)名古屋林業土木協会岐阜支部(所 克仁支部長)主催により、岐阜森林管理署及び関労働基準監督署との合同安全パトロール・安全会議を開催しました。

滝波谷3復旧治山工事現場の全景

 当日は秋晴れに恵まれ、岐阜森林管理署から神崎弘治署長、山田好男総括治山技術官、奥村豊森林土木専門官、加藤里美治山技術官、関労働基準監督署から中村剛也安全衛生課長が参加されました。協会からは、岐阜支部の会員5社7名及び事務局が参加し、総勢13名で安全パトロールと安全会議を実施しました。

 午前中は、関市板取地内の民有林直轄治山事業地「滝波谷3復旧治山工事」(受注者:青協建設株式会社)の施工現場において安全パトロールを実施しました。午後からは、関市板取ふれあいセンター会議室に場所を移し、安全会議を開催しました。

安全点検の様子
現場事務所の確認
各種工事看板類
ソイルセメントの攪拌作業中
谷止下流側
安全点検を終え現地で意見交換・講評

 安全パトロールでは、現場事務所や施工地内の設備・施設等について、参加者全員で安全点検を行いました。その後、参加した会員から現場の安全対策に関する気づきや質問が出され、労働災害の防止に向けて活発な意見交換が行われました。

 また、関労働基準監督署の中村安全衛生課長から、現場の安全管理について講評をいただきました。

 点検では、現場内の資機材の整理整頓、燃料の保管方法、分電盤の施錠、建設機械周辺の立入禁止措置など、改善を要する事項が確認されました。

 一方、作業計画がイラストを用いて分かりやすく作成されている点については、作業内容を視覚的に把握しやすい好事例として評価されました。

 午後からの安全会議では、岐阜森林管理署の神崎弘治署長から、「請負事業体等における重大災害の発生状況を踏まえた安全指導等について」をテーマに、安全管理の徹底に向けた指導をいただきました。

 続いて、関労働基準監督署の中村剛也安全衛生課長から、「林業・建設業の労働災害の発生状況について」をテーマに、管内で発生した労働災害の分析を踏まえ、災害防止に向けた対策について説明していただきました。

安全会議の様子

 今回のパトロール及び安全会議では、今後の施工に向けて、主に次の事項について確認・指摘がありました。

【現場の整理整頓・設備管理】

 ・現場内の資機材を整理整頓し、安全で作業しやすい環境を確保すること。

 ・ガソリンを入れた携行缶は、現場に置いたままにせず、日々持ち帰ること。

 ・分電盤の施錠を徹底し、第三者等が容易に操作できないよう適切に管理すること。

 ・安全掲示板について、作業員が確認しやすい効果的な設置場所を検討すること。

【建設機械・重機作業の安全確保】

 ・建設機械の周辺に立入禁止の表示を設置し、作業範囲への不用意な立入りを防止すること。

 ・重機による労働災害は重大災害につながるおそれがあるため、作業員とオペレーターの連携を図り、完工まで安全作業を徹底すること。

 ・オペレーターが運転席の扉を開けたまま作業している状況が見られたため、安全な作業姿勢と機械の適切な使用を徹底すること。

 ・ソイルセメントの攪拌作業では、粉じんへのばく露を防止するため、防じんマスクの着用など適切な対策を講じること。

【墜落・転落防止と季節に応じた安全対策】

 ・キャットウォーク左岸側において、足場の外側に身を乗り出して作業する必要がある箇所が確認されたため、作業床や手すり等の安全設備を適切に整備し、墜落・転落を防止すること。

 ・日暮れが早くなり、気温も低下する時期を迎えることから、作業時の視認性の確保や防寒対策など、季節に応じた安全管理を徹底すること。

 今回の合同安全パトロール・安全会議は、関係機関と協会会員が現場の安全対策を相互に確認し、改善すべき事項や優良事例を共有する貴重な機会となりました。

 岐阜支部では、今回の指導や意見交換で得られた内容を今後の現場の安全管理に生かし、関係機関との連携を図りながら、労働災害の防止と安全意識の一層の向上に取り組んでまいります。