省人化建設機械(チルトローテータ)の実演・試乗体験会に参加

 10月21日(水)、中部森林管理局主催による「省人化建設機械(チルトローテータ)の実演・試乗体験会」が開催され、施工業者等を対象に、チルトローテータを活用した施工の実演及び試乗体験が行われました。

 当日は、林野庁、中部森林管理局、長野・名古屋両林業土木協会、協力会社などから計45名が参加しました。名古屋林業土木協会からは、会員企業9社からオペレーターを含む12名が参加し、省人化技術への理解を深めました。

 我が国では、生産年齢人口の減少に伴い、建設業における就業者の減少や高齢化が進行しており、将来の担い手の確保が大きな課題となっています。また、豪雨や地震などによる自然災害の頻発化・激甚化を背景に、災害対応や社会資本の整備・維持管理を効率的かつ継続的に実施できる体制の構築が求められています。

 こうした課題は森林土木分野においても同様であり、限られた人員で治山施設や林道施設の整備・維持管理、災害復旧などを着実に進めるため、施工の生産性と安全性の向上に向けた取組が重要となっています。

 チルトローテータは、油圧ショベルの先端に装着し、アタッチメントを傾斜・回転させることで、さまざまな角度からの作業を可能にする機器です。従来の施工方法と比べて、機械の位置変更や作業工程の削減などが期待されており、施工の効率化や省人化につながる技術として注目されおり、林野庁においても、チルトローテータを活用した試行工事などを通じて、森林土木分野への導入に向けた取組が進められています。

 今回の実演・試乗体験会は、こうした新技術の性能や活用方法を実際に確認できる貴重な機会となりました。当協会としても、会員企業への新技術の普及と理解促進を図り、森林土木工事における生産性・安全性の向上や、将来にわたる安定的な施工体制の確保につなげていきたいと考えています。