第60回定時総会を開催しました

 名古屋協会の今総会は、第60回という大きな節目の定時総会を迎えました。

と き:令和8年3月10日(火)
ところ:ホテル名古屋ガーデンパレス
 全会員を招集し定時総会が開催されました。会員58名中、議決権を有する代表会員48名が出席、ご来賓及び傍聴参加として合同委員会の委員、青年部役員ほかあわせて総勢64名が出席されました。

 総会開始前には、勉強会として中部森林管理局計画保全部 治山課長 立澤和実 様、同 森林整備部 森林整備課長 永瀬庄栄 様を講師にお招きして最近の情勢等お話しいただきました。

三尾 秀和 会長あいさつ

<会長挨拶要旨> 本日はご多用のところ、名古屋林業土木協会第60回定時総会にご出席を賜り、誠にありがとうございます。

 今総会は、名古屋協会にとりまして、第60回という大きな節目の定時総会を迎えることとなりました。
 60年という長い年月の中で、社会情勢や林業・建設業を取り巻く環境は大きく変化してまいりましたが、先輩方のご尽力により、本協会は地域の森林整備と国土保全を支える組織として着実に歩みを重ねてまいりました。その歴史の重みを改めて感じているところでございます。

 昨年10月には、創立60周年記念行事を開催し、多くの関係の皆様、会員の皆様のご臨席をいただき、盛大に節目を祝うことができました。これまでの協会の歩みを振り返りながら、先人の方々のご労苦とご功績に対する敬意と感謝の念を新たにするとともに、林業土木が地域社会の安全・安心の確保に果たしてきた協会の役割の大きさを改めて実感する機会となりました。また、このたび作成いたしました記念誌「60年の歩み」には、創立以来の活動の軌跡とともに、林業土木が地域社会の安全・安心の確保に果たしてきた役割が記録されております。次の世代へ確実に引き継ぐべき大切な財産であり、単なる記録にとどまるものではなく、今後の協会の進むべき方向を示す道標でもあると考えております。

 さて、昨年を振り返りますと、特に気象災害の面において、気候変動の影響を強く実感する1年でありました。昨年2月は、記録的な少雨から極端な乾燥状態となり、その影響により、岩手県大船渡市において約3370ヘクタールの森林が延焼する国内最大規模となる山林火災が発生いたしました。さらに8月には、群馬県伊勢崎市において国内最高となる41.8度を記録し、夏の平均気温も統計開始以来第1位となるなど、異例の猛暑となりました。これらの出来事は、気候変動がもはや将来の問題ではなく、現実の脅威として各地域に深刻な影響を及ぼしていることを改めて示すものであり、森林の適正な整備と国土保全の重要性が一層高まっていることを強く認識させられた1年であったと感じております。
 一方、令和8年度の林野予算につきましては、林野公共事業費として、令和7年度補正予算と合わせ約2814億円が確保されました。これは、対前年101%の伸びとなったとのことで、林野庁はじめ関係の皆様の多大なるご尽力の賜物であると感謝申し上げる次第でございます。しかしながら、建設工事費は、近年の資材価格と技能労働者不足、働き方改革による労務費の高騰により、コロナ渦前の比較で約30%の上昇、直近でも年8%の上昇が続いているといわれております。対前年度並みの事業予算では必要な事業量が確保されているとはいえず、必要な林道整備の遅れや計画的な復旧計画の遅れが懸念されています。加えて、ICTやデジタル技術の導入に伴う設備投資の負担などを考慮いたしますと、業界を取り巻く経営環境は依然として厳しく、決して楽観視できる状況にはございません。今後、経済全体としては緩やかな回復が見込まれておりますが、担い手の確保や、技術の継承、働き方改革への対応など、業界を取り巻く課題も多く、これらの課題に対しましては、会員企業がそれぞれ努力を重ねることはもとより、協会としても情報共有や人材育成、技術力の向上に積極的に取り組み、組織としての結束をさらに強めていくことが重要であると考えております。

 結びに、本日ご臨席の皆様のますますのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げますとともに、今後とも当協会に対し、変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げ、開会にあたってのご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございます。

ご来賓としてご臨席頂きました、左から

中部森林管理局次長(名古屋事務所長) 宮島 智幸 様
(一社)日本林業土木連合協会 専務理事 堂本 整 様
(一社)長野林業土木協会 会長 木下 修 様
中部森林管理局計画保全部 治山課長 立澤 和実 様
中部森林管理局森林整備部 森林整備課長 永瀬 庄栄 様

中部森林管理局名古屋事務所 副所長 松田 恵 様

来賓祝辞 中部森林管理局次長 宮島智幸 様
来賓祝辞 日本林業土木連合協会専務理事 堂本 整 様
開、閉会のことば 安藤和央 副会長
議長 高平公輔 副会長
監査結果の報告 佐々木典博 監事
安全・技術対策委員会の取組を報告する野中豊 委員長
環境・社会貢献委員会の取組を報告する安達正彦 委員長
青年部活動報告する金子広孝部長
治山・林道工事コンクール受賞工事の講評
中部森林管理局名古屋事務所 副所長 松田 恵 様

 総会では令和7年度事業報告及び決算報告、令和8年度事業計画及び予算について議案が提案され、それぞれ円滑に議事が進められた各議案は承認されました。総会終了後には、令和7年度治山・林道工事コンクールの結果報告として受賞者の紹介、林野庁長官感謝状及び林土連会長表彰受賞者の紹介があり、会場から大きな拍手がありました。閉会後は、代表会員と各委員含め参加者全員の集合写真を撮りました。

意見交換会で乾杯の発声をしていただいた長野林業土木協会会長 木下 修 様
受付や会場運営には青年部役員が協力しました。